失ってから気付くこと




僕には今までに 3人 死ぬほど好きになった人がいた。



まず一人目は
優しい 笑顔をする人だった。
いつでもニコニコ笑っていて
僕を 優しく包み込んでくれた。
しかし僕はその優しさに苛立ち始め
彼女を 拒絶した。



そして二人目は
一人目の彼女とは正反対で
サバサバしていて物事をはっきり言う人だった。
素直じゃなくて それが可愛くて
しかし僕は 僕の嫌なところを正直に言った彼女に怒り
彼女を 拒絶した。



最後に 三人目。
最後の彼女は 普通 な女性だった。
友達関係も良好。 僕とも仲良くやっていた。
しかし彼女は いつも「その先」を望まなかった。
僕はそんな彼女に告白をした。
貴方の 未来を僕に委ねてくださいと。
永遠に 一緒にいてくださいと。
彼女はいつも 僕のそばにいてくれた。
しかし僕は
彼女を 拒絶した。



彼女たち 三人とも 非はなかった。
悪いのはいつも 僕だった。



一人目の彼女を失ったとき
ただただ 優しさを欲した。
誰かに 優しくしてもらいたかった。
自ら それを拒絶したにも関わらず。



二人目の彼女を失ったとき
どうして人は 自分の考えを押し込めるのだろうと
全てに 疑問を持った。
自ら それを拒絶したにも関わらず。



三人目の彼女を失ったとき
僕は 消えようと思った。
今まで傷つけてきた彼女たちの分も
幸せに しなければいけなかったのに。



失ってから気付くこと



それは