カニバリズム恋愛論




精一杯、愛すだけだよ。
骨まで喰らい尽くすくらいにね。



愛してる、って言葉は大好きだ。
だってその言葉に偽りなんかないもんな。
好き よりも 愛してる のほうが俺は愛されている。



全部 全部 君を味わってみたいんだ。
だって俺は 君を愛しているからね。



愛しているから 食べたいと思うんだよ?
骨の髄まで 君を味わいたいと思うんだってば。



しかし君は そんな俺を 異常だ と罵った。
でも俺は 俺を異常だとは思わない。
君を愛するが故、だよ。
精一杯君を愛し 精一杯君を味わいたい。
君とひとつになりたいだけだよ。



唇 腕 足 胸 腹 頬
君の味を 確かめたい。
君のその味を 俺いっぱいに満たしたい。



食べちゃいたい 喰らい尽くして君を僕のものに