ゴールなんて、超えてしまった




僕は貴方だけを追いかけてきたつもりだった


目の前には 貴方がひとり
僕は 貴方に笑顔を捧げた


僕は貴方をこの手で 僕のものにする


貴方は 怯えた目で僕を見ていた
僕は そんな貴方をきつく 抱き締めた


いつのまにか
僕はゴールなんて、超えてしまった


目の前に 貴方がひとり
その顔に笑顔が灯ることは
もう ない


貴方は 僕のものだから